LCライフチェンジ

松戸市の設備工事店が解説 / エアコン故障 徹底ガイド

エアコン冷媒ガス漏れ調査 完全ガイド漏れやすい 7 箇所・検査 3 手法・修理 7 ステップ・「ガス補充だけではダメな理由」を職人目線で

「ガス漏れかもしれない」と検索される方の多くは、業者から「補充だけで様子を見ましょう」と言われて不安になった方です。 このページでは、実際にどこがどう漏れるのか、プロがどう調査するのか、正しい修理手順とは何かを、 松戸市周辺で年間 4,000 台以上を施工する現場の視点で図とともに整理しました。

LINEなら最短30秒写真だけで相談OK相談無料・営業しませんその日中に返信

INTRO

冷媒ガス漏れとは

エアコンの心臓にあたる「冷凍サイクル」の中を循環している冷媒 (R32・R410A などの熱交換ガス) が、配管や部品の隙間から外に漏れてしまう故障です。

なぜ「冷えない」につながるのか

冷媒はエアコンの「熱の運び屋」です。少量でも漏れて充填量が規定を下回ると、 熱を運ぶ量が減り、冷房・暖房の効きが徐々に弱くなります。放置すると、 太管 (低圧側) が凍って霜が付き、送風ファンに氷が当たる、 コンプレッサーが自己保護で運転を絞る、といった二次症状に発展します。

「少量だから大丈夫」ではなく、少量でも症状は必ず出る、というのがガス漏れの特徴です。 使用開始から 5〜10 年で徐々に効かなくなってきたエアコンは、まずこの可能性を疑います。

冷媒種別について

家庭用エアコンで現行主流の冷媒は R32 です。少し前の機種では R410A、 2015 年より前の機種の一部では R22 が使われています。 R22 は生産・輸入が終了しており、補充用の入手が難しく高価になっているため、 R22 機種で漏れが判明したら本体交換を強くおすすめしています。

R32 は R410A に比べて地球温暖化係数 (GWP) が約 1/3 と環境負荷が軽く、 最新機種ではほぼ全社が採用しています。

冷媒ガスが漏れやすい 7 箇所室内機 (壁掛け)室内熱交換器フレア室外機室外熱交換器SV+ムシ1フレア接続部 (室内側)2フレア接続部 (室外側)3サービスバルブ本体4ムシ (バルブコア)5室内熱交換器 (漏れ)6室外熱交換器 (漏れ)7配管本体・ろう付け部用語:

フレア接続部 … 銅管をラッパ状に広げて (フレア加工) ナットで締結する部位。締付トルク不足・加工不良で漏れやすい。

サービスバルブ (SV) … 室外機側の冷媒配管の元栓。真空引き・充填時に必ず開閉する部品。

ムシ (バルブコア) … サービスポート内部の弁。ゲージを外す際に押し込んでしまうと微量漏れの原因になる。

ろう付け部 … 熱交換器の U 字パイプ接続などを銀ろうで接合した部位。振動疲労で微小漏れが発生することがある。

図1: 冷媒ガスが漏れやすい 7 箇所。当社の点検では、番号順にリークチェッカーとリークスプレーで一箇所ずつ潰していきます。

WHY

なぜガス漏れが起きるのか

家庭用エアコンで実際に多い漏れの原因を、大きく 4 つに分類しました。「経年劣化」が一番多いのですが、施工不良と外的要因も相応の割合を占めます。

経年劣化 (振動・熱による疲労)

冷媒配管は運転のたびに膨張と収縮を繰り返し、ろう付け部やフレア接続部に微細な応力がかかります。10 年超の機種で微小漏れが増えるのはこの疲労が主な原因です。

施工不良 (フレア加工/締付トルク不足)

取り付け時のフレア加工がきちんとされていない、あるいは締付トルクが不足していると、初年度から少しずつ漏れる状態になります。1〜3 ヶ月で顕在化することが多い症状です。

配管損傷 (小動物・物理衝撃)

屋外の被覆に小動物のかじり傷が入る、外壁作業や庭木の伐採で配管をぶつけるといった外的損傷でも漏れが起きます。目視で分かりにくいのがやっかいな点です。

サービスポート ムシ (バルブコア) の劣化

サービスポートのムシ (バルブコア) は小さなゴム部品で、経年で硬化・変形して微量漏れを起こします。ゲージ着脱時に押し込んでしまうケースもあります。

LOCATIONS

漏れやすい場所ごとの特徴

上の図の 7 箇所を、それぞれ「何がどう起きているのか」まで掘り下げます。

フレア接続部

銅管をラッパ状に広げてナットで締める接続部。フレア面のキズ・偏芯、締付トルクの過不足、共回りによる緩みがあると微小漏れが起きます。当社の調査では最初にリークチェッカーとリークスプレーで必ず確認する箇所です。

サービスバルブ (SV)

室外機側の冷媒配管の元栓にあたる部品。バルブステム (回す軸) 部のパッキン劣化、六角キャップの締め忘れなどから漏れが起きます。年数の経った機種ほど頻度が上がる部位です。

ムシ (バルブコア)

サービスポート内部の弁で、ゲージホースを繋ぐと押し込まれて開く仕組み。ゴム部の硬化や、ゲージ取り外し時のトラブルで微量漏れを起こすため、当社では気になった時点で交換して再確認するのが基本です。

熱交換器 (室内機・室外機)

アルミフィンと銅パイプで構成される熱交換器は、腐食・振動疲労・物理衝撃で微小穴があくと漏れの原因になります。特に沿岸に近い地域や、犬猫の尿がかかる屋外機は室外側の熱交換器の腐食が進みやすい傾向があります。

配管 (被覆内)

壁の内側や被覆の中で、経年の摩耗や外的衝撃で銅管に微小穴があいて漏れることがあります。目視で見えない場所のため、リークチェッカーで区間ごとに絞り込む診断が必要です。

ろう付け部 (工場出荷時からの微小漏れ)

熱交換器や配管の分岐部は銀ろうで接合されており、まれに工場出荷時から微小漏れがあります。初期不良に該当するケースで、購入後 1〜2 年以内であればメーカー保証対応となる場合があります。

CHECK

プロが使う 3 つの検査方法

漏れ検査は 1 つの手法で完結しません。①スクリーニング → ②局所確定 → ③気密保証、という 3 段構えで組み合わせて使います。

プロが使う 3 つの漏れ検査方法① 電子式リークチェッカーガス検知器で吸引→発報LEAK!
  • 微量な冷媒漏れも検知可能
  • 配管の音鳴りで場所を絞り込める
  • 強風下・外気ノイズに弱い
  • 装置が高価 (数万円〜)
よく使う場面:
全体を素早くスクリーニングして怪しい箇所を絞り込むとき
② リークスプレー石鹸液を吹きかけ→泡LEAKDETECT
  • 泡の湧き方で目視確認できる
  • フレア接続部・SV 周りの局所特定に強い
  • 極微量の漏れは検出しにくい
  • 外気温・風で泡が飛ぶ日は不利
よく使う場面:
チェッカーが反応した箇所を目視で最終確定するとき
③ 窒素耐圧試験配管全体を窒素で加圧→保持N₂圧力
  • 配管全体の気密性を保証できる
  • 施工品質の担保として最も強い
  • 作業時間と手間がかかる
  • 施工直後や配管更新時に実施
よく使う場面:
配管を新設・更新した後や、再修理の前後の確認に
図2: 検査手法は 1つで完結せず、①でスクリーニング→②で局所確定→③で気密保証、と組み合わせて使うのが標準です。

① リークチェッカー

半導体・電子式のガス検知器で、微量な冷媒漏れを吸引・検知して発報します。 全体を素早くスキャンして「どの区間から漏れているのか」を絞り込むのに向いています。 強風や外気ノイズに弱いのが弱点で、屋外では風を防ぐ工夫をしながら測ります。

② リークスプレー

泡状の液体を吹きかけて、泡の湧き方で漏れを目視確定します。 フレア接続部・サービスバルブ周りなど狭い箇所の局所判定に強く、 リークチェッカーで反応した箇所を最終的に「ここが漏れています」と特定するのに使います。

③ 窒素耐圧試験

配管を窒素で加圧し、規定時間内で圧力低下がないことを確認する試験です。 施工品質の担保として最も強く、配管を新設・更新した後や、 漏れ修理の直後に必ず実施して「以後は漏れがない状態」を保証します。

REPAIR

漏れが見つかったら — 正しい修理 7 ステップ

「補充で終わり」ではなく、この 7 ステップまで通すのが正しい修理です。1 つ抜けると再発リスクが上がります。

正しい修理手順 (7 ステップ)STEP1漏れ箇所を特定する
リークチェッカー→リークスプレーの順に、7箇所を1箇所ずつ潰していく。
判定基準: 漏れ箇所と本数を確定するまで次に進まない
STEP2冷媒を回収する (大気放出禁止)
フロン排出抑制法に基づき、専用回収機で残っている冷媒を回収する。大気放出は違法。
判定基準: 回収済み冷媒量を記録
STEP3漏れ箇所を修理する
フレア再加工 / トルク管理での締め直し / ムシ交換 / ろう付け補修 / 熱交換器交換 のいずれかを実施。
判定基準: ナットは締めすぎず・緩めすぎず適正トルク
STEP4窒素で耐圧試験
配管を窒素で加圧し、圧力の低下がないかを一定時間保持して確認する。
判定基準: 規定時間で圧力が下がらないこと
STEP5真空引き
真空ポンプで内部の空気と水分を抜く。水分が残ると内部から腐食が進み、再故障の原因になる。
判定基準: 到達真空度と保持時間を記録
STEP6冷媒を規定量充填
機種ごとの規定量を電子秤で計量しながら充填する。R32 / R410A など冷媒種別を必ず一致させる。
判定基準: 規定量 (g 単位) を守る
STEP7動作確認 (圧力・温度・電流)
運転しながらゲージ圧・吹出温度・運転電流を実測し、正常値の範囲内であることを確認する。
判定基準: 外気温相応の圧力・電流値・吹出温度に収まる
図3: 「補充だけ」で終わらせず、この 7 ステップまで通ると再発が最小化されます。

WARNING

「ガス補充だけ」ではダメな理由

漏れの根本原因を修理せずに、追加充填だけで終わらせる業者もいます。当社が原則として補充単独をおすすめしない理由を 5 つに整理しました。

漏れ箇所を修理していないので、また同じ量だけ失う

漏れの原因を直さずに補充だけしても、時間の経過とともに同じ場所から抜けていきます。1 シーズン持たずに再度効かなくなるケースも珍しくありません。

フロン排出抑制法・環境負荷の観点

冷媒フロンは地球温暖化係数が非常に高く、大気放出は法律で禁止されています。漏れを放置して補充を繰り返すのは環境負荷が大きく、法制度上も望ましくない対応です。

内部に空気・水分が入っていると劣化が加速する

冷媒が抜けた回路には空気や水分が入り込みます。真空引きなしで補充すると、水分が銅管内部を腐食させ、次の故障までの期間を短くします。

「補充だけ」の繰り返しは、結果的に修理費が高くつく

1 回の補充が数万円かかるケースがあり、それを 2 回繰り返せば漏れ修理 1 回分に迫ります。原因修理をせずに補充を続けることは、費用対効果でも不利になりやすいです。

業者の質を見分ける観点として重要

「まず補充して様子を見ましょう」とだけ提案する業者と、「まず漏れ箇所を特定して修理します」と提案する業者では、修理後の耐久性がまったく違います。ここは業者選びの判断材料の 1 つになります。

FAQ

よくあるご質問

Q. 「ガス補充だけでも 1 シーズンは持つ」と言われましたが本当ですか?

A. 漏れの量と場所により、確かに 1 シーズン程度もつケースはあります。ただし補充だけでは根本原因が残ったままなので、翌年また同じ量抜けて再費用が発生する可能性が高く、当社では原則として漏れ箇所の特定と修理をセットでご案内しています。

Q. ガス漏れ検査だけお願いすることはできますか?

A. はい、可能です。他社で購入・施工されたエアコンの調査もお受けしています。当社では検査結果を写真つきでご説明し、修理・補充・買い替えのどれが総額でお得かをご提案してから作業に進みます。

Q. 冷媒ガスは部屋に漏れると臭いや健康被害はありますか?

A. 家庭用エアコンで一般的な冷媒 (R32・R410A など) は基本的に無臭で、通常の使用範囲では健康被害は生じにくいとされます。ただし高濃度で吸い込むと酸欠のおそれがあり、また R32 はわずかに可燃性があるため、火気の近くで大量に漏れた場合は換気が必要です。「臭い」を感じる場合はガス以外の別の原因 (冷媒油の焦げ・カビ・電装焼き) を疑うほうが実態に近いです。

Q. リークスプレー (漏れ検知スプレー) は家庭で使えますか?

A. 市販のスプレー自体は購入可能ですが、家庭で使う場合は「フレア接続部の露出部分にかけて泡立ちを見る」までに留めるのが安全です。判断や修理は結局プロの領域になるため、無理に配管カバーを外したり内部を触るのは避けてください。

Q. 漏れ検査後に、そのままガス補充までしてもらえますか?

A. 漏れ箇所の修理が同日完了できる場合は、そのまま窒素耐圧試験 → 真空引き → 規定量充填まで一気に進めます。熱交換器交換など部品手配が必要な場合は日を改めてのご案内になります。

Q. 修理費用の目安はどれくらいですか?

A. 漏れ箇所と冷媒種別により大きく変動します。フレア再加工・ムシ交換など軽度な場合で 2〜4 万円、配管修理・ろう付け補修で 4〜7 万円、熱交換器交換となる場合は 8 万円以上になることが多いです。10 年超の機種で 6〜8 万円を超える場合は、本体交換のほうが総額で有利になりやすいのでご相談ください。

CONTACT

ガス漏れ調査、写真とご状況を送るだけで概算までお返しします

松戸市を中心に松戸市・柏市・市川市・流山市・鎌ヶ谷市・船橋市まで対応。押し売り営業はいたしません。

LINEなら最短30秒写真だけで相談OK相談無料・営業しませんその日中に返信
LINEで写真見積り電話相談する
フォームで相談する