LCライフチェンジ

松戸市 プロの診断手順を公開

エアコン修理の診断フローを公開します「冷えない」を、どんな順番で調べているか。5段階で全部お見せします

エアコンから冷たい風が出ない、というご連絡を受けたときに、ライフチェンジが現場で実際に踏んでいる 5段階の診断 (冷房試運転 → 低圧ゲージ測定 → リークチェック → 配管温度差 → 室外機点検) を、お客様向けに図解で公開します。 数字で切り分ける方法を、体感ではなく実測で見せることで、修理と交換の判断を納得のうえ決めていただけます。

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OVERVIEW

なぜ弊社が診断フローを公開するのか

エアコン修理業界は、内部で何をしているかがお客様から見えにくい仕事です。「ガスを補充しました」「基板を交換しました」 という結果だけが伝わり、その判断の根拠までは共有されないのが一般的です。ライフチェンジは、この 「見えない部分」を公開することで、比較して選ばれる会社になろうと考えています。

訪問して 30〜45分の間に、冷房を試運転して吹出温度を計測し、ゲージマニホールドをつないでガス圧を読み、 リークチェッカーで漏れ位置を探し、太管と細管の温度を触診で確かめ、室外機のファン・音・エラー表示を確認する。 この 5段階を段階的に、お客様の目の前で進めます。作業がブラックボックスにならないように、 測定値も画面や写真でお見せします。

結果として何が良いか。診断だけで「即交換」を提案されて不安、他社の見積りが妥当か分からない、 量販店の下請けが心配、といったお悩みを、こちら側の判断根拠を先に見せることで解消できると考えています。 「見終わった瞬間、ここへお願いしたい」と思っていただけるだけの情報開示が、この記事の目的です。

以下、5段階の診断ステップと、それぞれで「何を測っているか」「何が分かるか」を順に解説します。 さらに、診断結果からどう修理・交換を判断しているかまで、判断ロジックを 4パスで公開します。

FLOW

5段階の診断ステップ

冷房試運転から室外機点検まで、順に絞り込んでいきます。合計 30〜45分ほどです。

プロが現場で踏む 5段階の診断フローSTEP1冷房試運転で吹出温度を実測
冷房 16℃・風量最大で 15分運転し、デジタル温度計で吹出口の温度を計測。正常は 15〜20℃前後。
所要目安 5〜15分分かること: そもそも本当に冷えていないか
STEP2低圧ゲージでガス圧を測定
サービスバルブへゲージマニホールドを接続。運転時の低圧側圧力を機種・外気温と照合する。
所要目安 5〜10分分かること: ガス量が足りているか
STEP3接続部・バルブのリークチェック
フレア接続・バルブ・ムシ(バルブコア)・過去修理箇所にリークスプレー+電子式リークチェッカー併用。
所要目安 10〜15分分かること: どこから漏れているか
STEP4太管/細管の配管温度差を確認
冷房正常時は太管(低圧ガス)が冷たく細管(高圧液)が温かい。両方の触診・接触温度で循環を判断。
所要目安 5分分かること: 冷媒がちゃんと回っているか
STEP5室外機の運転状態を点検
ファンの回転・異音・エラーコード(自己診断)・霜付き・コンプの音を目視/触診/聴診で確認する。
所要目安 5〜10分分かること: 室外機側の異常有無
5段階の結果を総合し、修理案 / 交換案の両方をご提示
・診断結果(圧力値/漏れ位置/温度差/エラー)を写真データで共有
・修理費用の見込みと交換費用の見込みを並列でご提示
・その場での契約を求めない。判断材料をお渡ししてお引き取り可
・追加調査が必要な場合は費用感を先に伝えたうえで実施
図1: プロが現場で踏む 5段階の診断フロー(所要目安 30〜45分)。ガス系の疑いを順に潰し、内部故障の可能性を残していく流れ。

DETAIL

各ステップの詳細

1ステップずつ、何を測っているか、そこから何が分かるかを解説します。

STEP 1

冷房試運転で吹出温度を実測

まず、冷房 16℃・風量最大で 15分ほど連続運転し、吹出口の温度をデジタル温度計で計測します。ここで大事なのは、 感覚ではなく「実測値」で冷えていないことを数字として確定させることです。冷房正常時は、外気温にもよりますが 吹出温度は 15〜20℃前後まで下がるのが一般的です。もし 29℃前後なら、明らかに冷えていないと数字で断言できます。 この最初の切り分けがはっきりしないと、後の判断が全部揺れるため、必ず最初に行います。

冷房 16℃・風量最大・15分試運転後の吹出口温度(デジタル温度計で実測)正常時のイメージ101520253035実測 17℃前後正常帯異常時のイメージ101520253035実測 29℃(冷えていない)異常帯 - 内部要因の疑い数字で「冷えていない」を確定する意味体感ではなく実測値で「本当に冷えていないか」を最初に確定させる。ここが曖昧だと後の判断が全部揺れる。
図2: 吹出温度の正常帯 15〜20℃ と異常帯 28℃以上の比較。実測値で「冷えていない」を数字で確定させることが診断の起点。

STEP 2

低圧ゲージでガス圧を測定

次に、サービスバルブへゲージマニホールドを接続し、運転時の低圧側圧力を計測します。現行の R32 冷媒であれば、 冷房運転中の低圧圧力は 0.7〜1.0MPa 前後が目安ですが、機種と外気温で変動します。この目安を大きく下回っていれば ガス量不足、逆に極端に高ければ循環不良や熱交換不良の可能性が疑われます。ここでは 「正常か、少ないか、多いか」を切り分けるための情報を取ります。数値は写真でお客様にもお見せするので、 後工程での判断根拠として残ります。

STEP 3

接続部・バルブのリークチェック

ガス量が少ないと判断した場合や、過去に修理歴があるエアコンでは、漏れ位置の特定を行います。優先順位は サービスバルブ→ムシ(バルブコア)→フレア接続部→過去の修理箇所の順で、リーク検知スプレー(泡ためし)と 電子式リークチェッカーを併用します。スプレーは「目視でどこか」を、電子式は「見えない微少漏れの有無」を、 それぞれ別の仕事として使い分けます。原因位置を特定しないままガスを補充するだけの対応は、多くの場合また同じ 場所から抜けるので行いません。

STEP 4

太管・細管の配管温度差を確認

冷房運転中は、太管(低圧ガス側)がしっかり冷たく、細管(高圧液側)は温かいのが正常な状態です。 触診と接触温度計の 2軸で確認し、太管が冷えていなければ「冷媒の循環量が足りていない疑い」、細管も冷たければ 「熱交換が終わっていない=室外機側で問題」というふうに切り分けます。この観察を 2軸(太管×細管)のマトリクスで 整理すると、疑うべき原因の範囲が急激に狭まります。

太管×細管の温度パターンから疑われる原因細管: 温かい(液冷媒 正常)細管: 冷たい(液冷媒 異常)太管:冷たい(低圧ガス 正常)太管:冷えず(低圧ガス 異常)正常両方 正常
冷凍サイクルは循環できている
「冷えない」と感じるなら、
風量・フィルター詰まり・
設定温度側を先に確認
要注意細管のみ冷える(異常)
電子膨張弁の詰まり/固着
冷媒過少(ガス漏れ)
循環量不足の傾向
→ 弁の動作+ガス圧を追加確認
異常太管のみ冷える(異常)
室内側熱交換器の詰まり
室内ファンの風量低下
→ 熱交換の効率悪化
→ 内部清掃+風量を確認
異常両方 冷えず(重症)
コンプの圧縮不良
四方弁の切替不良
制御基板の指令不良
→ 内部部品の故障可能性大
※ 触診での温度判断はあくまで一次スクリーニング。最終判定はガス圧・エラーコード・接触温度計を総合して行います。
図3: 太管×細管の温度組み合わせ 4パターン。診断は「どこが正常でどこが異常か」を切り分けて範囲を狭めていく作業。

STEP 5

室外機の運転状態を点検

最後に室外機側を点検します。ファンがきちんと回っているか、エラーコード(自己診断表示)が出ていないか、 コンプの音・振動・放熱状態、冷媒回路周辺の異音を、目視/触診/聴診で総合的に確認します。ここまでの 4ステップで「室内側は問題なさそう」と切り分けられていれば、室外機側の内部故障(コンプ・四方弁・制御基板)を 重点的に絞り込みます。逆にファンが止まっていた等の分かりやすい異常なら、ここが最短の判定になることもあります。

INSIGHT

診断結果からの判断ロジック

診断だけで「即交換」の提案はしません。修理と交換の判断は、4パスで整理して並列でご提案します。

5段階の診断で分かった状態を、次の 4つのパスに整理します。各パスで「なぜそう判断するか」の根拠を先に共有し、 修理案・交換案の見積りを両方お渡ししたうえで、お客様に選んでいただくのが基本です。

診断結果から修理 / 交換を判定する 4パス部品供給 ○(現行部品あり)部品供給 △〜×(不透明/終了)修理費低〜中修理費高いAガス漏れなど軽微
・漏れ位置を特定+修理
・冷媒補充で復旧
・保証内なら実質無償
・使用年数 5年以下なら
ほぼ全ケースで修理継続
判断: 修理継続
B電子部品故障+供給あり
・制御基板・電子膨張弁
・センサー等の交換
・修理費が新品購入の
30% 未満なら修理採用
・50% 超は交換で総額比較
判断: 修理検討(30%以下)
C冷凍サイクル異常
・熱交換器・コンプ故障
・修理費が新品購入の
50%を超えやすい
・修理後の再故障リスク
も上乗せ判断が必要
判断: 交換提案
D10年超+複数箇所劣化
・部品供給の期限が近い
・保証切れ・別部品故障見込み
・修理しても長続きしにくい
・R32等の省エネ機で
電気代削減の恩恵も
判断: 交換提案
※ 数値割合(30% / 50%)は現場で使う目安。実際は保証残・電気代削減・工事費まで含めた総額でご案内します。
図4: 診断結果を「修理費」「部品供給・年式」の 2軸で 4パスに整理。診断だけで交換提案しないための判断ロジック。
A

ガス漏れなど軽微

判断: 修理継続

漏れ位置を特定して修理し、冷媒を補充して復旧します。使用年数 5年以下・保証が残っている場合はほぼ全てこの経路です。フレア接続・バルブ・ムシ(バルブコア)まわりが多く、原因ピンポイントで対処できます。

B

電子部品故障+部品供給あり

判断: 修理検討

制御基板・電子膨張弁・センサー類の交換で復旧するパターンです。修理費が同等スペック新品(本体+標準工事)の 30% 未満であれば、修理を優先することが多いです。50% を超え始めたら交換案と並列比較します。

C

冷凍サイクル異常

判断: 交換提案

熱交換器・コンプレッサーなど高額部品の交換が必要なケースです。修理費が新品の 50% を超えることが多く、修理後の再故障リスクも上乗せで判断すると交換のほうが総額で有利になりやすい経路です。

D

10年超+複数箇所劣化

判断: 交換提案

10年を超え、保証も切れ、別の部品にも劣化が見えるケース。メーカーの部品保有期間の目安(生産終了から 9〜10年前後)にも近づき、修理してもすぐ別の箇所が壊れる可能性があるため交換を提案します。省エネ性能の恩恵も出る年式です。

※ 金額・年数の目安は現場で使う一般的な指標であり、実際の判断は保証残・電気代削減・工事条件・部品供給状況まで 含めた総額で行います。数値・年数は目安であり、状況により変動します。

TOOLS

診断で使う主な計測機器

どの機器で何を測っているかを、道具ごとに解説します。

ゲージマニホールド(冷媒圧力計)

サービスバルブへ接続し、運転時の低圧側圧力を計測。冷媒量の過不足や循環状態を数値で確認するための基本工具です。

デジタル接触温度計

吹出口・配管の温度を数字で確定させるための計測器。体感ではなく実測値で判断することで、後工程の判定が揺れなくなります。

電子式リークチェッカー

冷媒漏れの微量なガスを検知するセンサー機器。目に見えない微少漏れの位置特定に使い、リークスプレー(気泡)と併用して確度を上げます。

リーク検知スプレー(泡ためし)

接続部にスプレーし、気泡の発生位置で漏れを目視特定します。電子式チェッカーと役割が違い、両方組み合わせることが基本です。

絶縁抵抗計・電圧計

室外機側の電源・制御基板の電源系を確認する電気計測器。「動かない」原因が冷媒側か電源側かの一次切り分けに使います。

自己診断表示・エラーコード確認

メーカーごとに定められた点滅回数・コードを室内機/室外機で読み取り、内部センサーの異常を早期に絞り込みます。

※ 特定メーカーの製品を推奨するものではありません。同等機能を持つ計測機器で対応します。

FAQ

よくあるご質問

診断だけをお願いすることはできますか?

はい、承ります。診断結果をお伝えしたうえで、その日に契約する必要はありません。他社様との比較検討を前提とした診断のみのご依頼も、押し売りせず対応します。

訪問診断は何分くらいかかりますか?

5段階の診断は目安として合計 30〜45分ほどです。設置場所への出入りや養生を含めた作業全体では 45〜60分をご想定ください。詳細な故障箇所の追加調査が必要な場合は、費用感を先にお伝えしたうえで実施します。

夜間や休日でも診断してもらえますか?

土曜日は通常営業しております。日曜日・平日夜間は対応可否をご相談ください。夏冬の繁忙期は当日〜翌日で伺えないこともあるため、まずはLINEで写真と症状をお送りいただければ、優先度と目安の時間帯をご案内します。

他社で「ガス補充だけ」と案内されましたが、それで直りますか?

ガス漏れの原因(漏れ位置)を特定せずに冷媒を補充だけしても、多くの場合また同じ場所から抜けます。ライフチェンジではリークチェック→漏れ位置修理→冷媒補充の順で対応し、再発を減らすことを重視しています。

松戸市の他社が付けたエアコンでも診断してもらえますか?

はい、他社様が設置されたエアコンでも診断対応します。設置時の施工状況(配管・電源工事)は診断で分かる範囲でお伝えします。改善が必要な箇所は、お客様のご判断で修理範囲を決めていただけます。

診断費用の目安は?

症状・機種・訪問先・追加調査の有無で費用は変動します。基本的な訪問診断だけであれば軽微な費用でご案内できるケースが多いですが、金額は現場ごとに写真確認のうえ事前に明示します。曖昧なまま作業を始めることはしません。

CONTACT

診断だけのご相談も歓迎します

押し売り営業はいたしません。修理・交換の判断材料をお渡しするための訪問診断を承ります。

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