「突然家中の電気が消えた」「マンションの共用廊下も真っ暗になっている」「ブレーカーは落ちていないのに電気が来ない」というご相談は、松戸市の一般家庭から台風・落雷・夏冬の電力ピーク・分電盤故障のタイミングで寄せられます。停電が起きた時、慌てて分電盤を操作したり、ろうそくを使ったりすると二次被害につながるケースが多く見られます。まず「東京電力側の広域停電か / 建物単位の停電か / 自宅内の問題か」を切り分けることが最初のステップです。
私たちライフチェンジは松戸市大橋を拠点に、松戸市・柏市・市川市・流山市・船橋市・鎌ヶ谷市の一般家庭で電気工事を年間多数対応しています。この記事では、第二種電気工事士以上の資格保有者が現場で判断している「停電の 3 パターン切り分け」「冷蔵庫等の食品対応」「ブレーカー操作のタイミング」「絶対にやってはいけないこと」「復旧後の家電確認」までまとめます。
まず切り分ける:停電の 3 パターン
停電の対応は「どのタイプの停電か」で全く変わります。まず次の順で切り分けてください。
- 手順1:窓の外を見て近隣の家・街灯が消えているか確認
- 手順2:マンション・アパートなら共用廊下・エレベーターホールが消えているか確認
- 手順3:自宅の分電盤のブレーカー配置(主幹/漏電/分岐)を目視
| 状況 | 停電タイプ | 対応先 |
|---|---|---|
| 近隣・街灯も消えている | ①東京電力側の広域停電 | 東京電力パワーグリッド(0120-995-007) |
| 近隣は明るいが建物全体が消えている | ②建物単位の停電(マンション共用設備・共同住宅) | 管理会社 / 大家 |
| 自宅だけ消えていて分電盤に異常がある | ③自宅内の分電盤・配線トラブル | 電気工事業者 |
「近隣が明るいのに自宅だけ消えている」なら③の可能性が高く、逆に「街灯も消えている」なら①の広域停電で自宅の分電盤を触っても解決しません。この切り分けを飛ばして分電盤を何度もオンオフすると、機器破損や火災の引き金になるため、必ず順序を守ってください。
松戸市六実の築 30 年戸建てで「夜中に急に停電したのでブレーカーを何度も入り切りしていた」というご相談があり、翌朝現場に伺うと主幹ブレーカーが接点損傷で焦げていた事例があります。実際の原因は近隣一帯の広域停電で、操作したブレーカーは無関係でした。先に窓の外を見るだけで、無駄な操作と機器損傷を防げます。
こんな症状が出たら早めの対応が必要です
以下は「東京電力側の広域停電ではなく、自宅内の問題」の可能性を示すサインです。
- 近隣・街灯は明るいのに自宅だけ真っ暗(自宅内トラブル濃厚)
- 主幹ブレーカーが落ちている(過負荷または内部異常)
- 漏電ブレーカーが落ちている+緑ボタンが飛び出ている(漏電確定)
- 一部の部屋・コンセントだけ電気が来ない(分岐ブレーカーまたは配線トラブル)
- 停電と同時に焦げ臭さがする(分電盤・壁内配線の異常)
- 停電の直前に「バチッ」という音がした(内部スパーク・雷サージの可能性)
- ブレーカーを上げても数秒で再び落ちる(短絡または漏電継続)
「焦げ臭+停電」「バチッと音+停電」の組み合わせは分電盤の内部故障の可能性があり、無理にブレーカーを操作せず業者連絡が安全です。詳しくは分電盤・ブレーカーから音がする時の劣化サインや壁から焦げ臭さがする時の壁内配線劣化サインを参照ください。
やってはいけないこと(停電時の 7 つの禁止行動)
禁止1:ろうそく・仏壇のろうそく・アロマキャンドルを使う
停電時の火災原因のトップがろうそくです。東京消防庁の統計では、停電時のろうそく使用による火災が繰り返し報告されています。必ず懐中電灯・スマホライト・LED ランタンを使用してください。特にペット・小児・高齢者のいる家庭は絶対に避けてください。
禁止2:カセットコンロを室内で使い続けて換気しない
停電で調理ができないからとカセットコンロを長時間使用する際、換気扇も停電で動いていないため、一酸化炭素中毒・酸欠のリスクがあります。必ず窓を開けて換気してください。
禁止3:分電盤のブレーカーを闇雲にオンオフする
「上げれば戻るはず」と何度も操作すると、内部接点の損傷・機器破損に繋がります。特に漏電ブレーカーが落ちている状態で強引に上げると、漏電経路に電流が流れて感電・火災リスクが上がります。上げて数秒で落ちる場合は業者連絡が原則です。
禁止4:冷蔵庫のドアを何度も開ける
停電時の冷蔵庫は 閉じたままで 2〜3 時間程度は冷気を保持します。ドアを開けるたびに冷気が逃げるため、「開ける回数を最小限」+「開ける時は素早く」が原則です。冷凍庫は 4〜6 時間程度もちます。
禁止5:通電火災を起こす条件を放置したまま復旧を待つ
通電火災とは、停電中に倒れた家電・水濡れした家電が、復旧時に通電されて発火する事故です。電気ストーブ・アイロン・トースター・電子レンジは使用中のものは必ずプラグを抜いてください。
禁止6:エレベーターに乗り続ける
停電が始まったらエレベーターは自動で最寄り階に停止しますが、旧型エレベーターでは階間で停止することがあります。停電予告がある場合は絶対に乗らず、閉じ込められた場合はインターホン・非常ボタンで外部に連絡してください。
禁止7:「濡れた手」「裸足」で分電盤を触る
停電=通電なし ではありません。分電盤・コンセントには常時電気が来ている可能性があり、濡れた手・裸足での操作は感電リスクがあります。必ず乾いた手・乾いたスリッパの上で操作してください。
やるべきこと(停電時の 7 つの推奨行動)
推奨1:まず窓の外を見て切り分け
近隣が明るいか / 街灯が消えているか / 自宅だけかを最初に確認します(前述の 3 パターン切り分け)。
推奨2:懐中電灯・LED ランタンを準備
スマホライトを最初の光源にし、次に懐中電灯・LED ランタンを取り出します。ろうそくは使いません。
推奨3:冷蔵庫・冷凍庫のドアを閉じたまま維持
冷蔵庫は 2〜3 時間、冷凍庫は 4〜6 時間は冷気を保持します。復旧まで最小限の開閉に留め、復旧が長引く場合はクーラーボックス+保冷剤で肉・魚を優先的に避難させます。
推奨4:電気ストーブ・アイロン・調理家電のプラグを抜く
通電火災の予防として、使用中だった発熱家電は必ずプラグを抜く。復旧後に付けるかどうかを判断してから通電します。
推奨5:東京電力パワーグリッドの停電情報を確認
スマホから東京電力パワーグリッドの停電情報サイトまたは 0120-995-007 で広域停電の状況を確認できます。松戸市エリアなら東京電力パワーグリッド 千葉総支社の管轄です。
推奨6:マンションなら管理会社に連絡
建物単位で消えている場合、共用設備の高圧受電盤・キュービクルの故障の可能性があります。管理会社・大家に連絡して復旧見込みを確認します。
推奨7:自宅だけの停電なら分電盤を確認
主幹・漏電・分岐のうちどのブレーカーが落ちているかを確認し、状態に応じて次項の判断を行います。
ブレーカーを触るタイミング(自宅内トラブルの場合)
近隣が明るく自宅だけ停電なら、次の順で分電盤を確認します。
主幹ブレーカーが落ちている場合
契約アンペアを超えた過負荷が原因の可能性が高いです。
- 使用中の家電を全て OFF またはプラグを抜く(エアコン・電子レンジ・ドライヤー等)
- 主幹ブレーカーを上げる
- 家電を 1 つずつ ON にして負荷を分散
- 上げて数秒で再び落ちる場合は業者連絡(主幹本体異常の可能性)
契約アンペアが 30A のままで家電が増えている家庭では、この症状が頻発します。詳しくはブレーカーが頻繁に落ちる原因と対処法や分電盤アンペア確認方法を参照ください。
漏電ブレーカーが落ちている場合
分電盤のどこかで漏電しています。
- 分岐ブレーカーを全て OFF
- 漏電ブレーカーを上げる(上がるはず)
- 分岐ブレーカーを 1 つずつ上げていく
- 上げた瞬間に漏電ブレーカーが落ちた分岐=その回路のどこかで漏電
- その回路の家電を 1 つずつ抜いて特定、特定後は業者連絡
詳しくは漏電しているか確認する方法や漏電ブレーカーと安全ブレーカーの見分け方を参照ください。
一部の分岐だけ落ちている場合
その回路の過負荷または家電の内部異常の可能性があります。該当回路の家電を止めて上げ直し、繰り返し落ちる場合は業者連絡です。詳しくは部分停電の切り分けやブレーカーが上がらない・戻らない時の判断を参照ください。
修理・工事費用の目安
停電の原因が「東京電力側」なら費用は発生しませんが、自宅内トラブルの場合の費用感は次のとおりです。分電盤の型式・回路数・単相 2 線/3 線の別で変動するため、正式金額は現地確認後にご案内します。
| 対応内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 訪問・切り分け調査 | 10,000〜25,000 円 |
| 主幹ブレーカー交換 | 15,000〜30,000 円 |
| 漏電ブレーカー交換 | 15,000〜25,000 円 |
| 分岐ブレーカー交換(1 個) | 8,000〜18,000 円 |
| 主幹+漏電同時交換 | 25,000〜50,000 円 |
| 分電盤全交換(築 25 年超) | 80,000〜150,000 円 |
| 契約アンペア変更(30A→50A) | 東京電力扱いで多くの場合無料 |
| 単相 2 線→3 線切替+分電盤全交換 | 150,000〜250,000 円 |
「頻繁に停電するなら分電盤の予防交換」の方が結果的に安く、火災リスクも避けられます。詳しくは分電盤交換は何年が目安?(交換すべきサイン)や分電盤交換サービス、ブレーカー交換サービスを参照ください。
業者を呼ぶ判断基準
以下のいずれかに当てはまる場合は、業者に点検・修理を依頼してください。
- 近隣は明るく自宅だけ停電で、分電盤の状態が異常(ブレーカー配置不明・焦げ跡等)
- 主幹ブレーカーを上げても数秒で再び落ちる(主幹本体異常の可能性)
- 漏電ブレーカーの落ちる原因回路が特定できない(屋内配線側の漏電濃厚)
- 停電と同時に焦げ臭さがする(分電盤の内部故障)
- 停電の直前に「バチッ」という音がした(内部スパーク)
- 雷が近くに落ちてから停電した(雷サージによる分電盤損傷の可能性)
- 停電を繰り返している(1 週間に 2 回以上、機器劣化サイン)
「復旧したから大丈夫」ではなく、頻繁な停電は分電盤の異常サインとして捉え、早めの点検をおすすめします。松戸市内・周辺エリアであれば、枠状況によりますが早めに対応できる場合があります。
復旧後にやること(通電火災・機器破損の予防)
停電から復旧した後は、次の順で家電・分電盤を確認してください。
- 発熱家電(ストーブ・アイロン・電子レンジ)は 1 つずつ ON(通電火災の予防)
- 冷蔵庫・冷凍庫の食品状態を確認(異臭・変色・解凍が進みすぎたものは廃棄)
- エアコン・給湯器は 15 分程度おいてから再運転(コンプレッサー保護)
- 分電盤のブレーカー状態を目視(焦げ跡・変色・熱を持っていないか)
- 屋外コンセント・エアコン室外機を目視(雨天時停電なら浸水確認)
- 家電の動作確認(電源が入るか、異音・異臭がないか)
「復旧したのに一部家電が動かない」場合は、家電本体の故障または該当回路の異常です。1 つの家電だけなら家電側、複数家電が動かなければ配線側の可能性があります。詳しくは電気工事サービスを参照ください。
対応エリア
松戸市を中心に、以下のエリアで停電トラブル対応・分電盤点検・漏電修理に対応しています。
- 松戸市 / 柏市 / 市川市 / 流山市 / 船橋市 / 鎌ヶ谷市 / 我孫子市 / 白井市 / 浦安市 / 葛飾区 / 江戸川区
電話で相談(9:00〜17:00)は050-5536-8619、写真で先に見てほしい方はLINE または問い合わせフォームからご連絡ください。分電盤全景+停電時のブレーカー状態をお送りいただけると、訪問前に切り分けが進みます。広域停電の場合は東京電力パワーグリッド 0120-995-007 への連絡が優先です。
よくあるご質問
Q. 停電した時、まず何をすればいいですか?
まず窓の外を見て、近隣の家・街灯が消えているか確認してください。近隣も消えていれば東京電力側の広域停電で、自宅の分電盤を触っても解決しません。この場合は東京電力パワーグリッド(0120-995-007)または停電情報サイトで復旧見込みを確認し、冷蔵庫のドアを閉じたまま復旧を待ちます。逆に近隣が明るく自宅だけ消えているなら、分電盤(主幹・漏電・分岐)のどれが落ちているかを確認して切り分けます。この順序を飛ばして分電盤を闇雲に操作すると機器破損の原因になるため、必ず「近隣確認 → 分電盤確認」の順で対応してください。
Q. 停電中に冷蔵庫の食品はどのくらい持ちますか?
冷蔵庫は 2〜3 時間、冷凍庫は 4〜6 時間が目安です(ドアを開閉しない前提)。冷凍庫内の食品同士が凍結して塊になっている状態だと、さらに保冷効果が長続きします。復旧の見込みが 6 時間以上先の場合は、クーラーボックス+保冷剤で肉・魚を優先的に避難させてください。復旧後に異臭・変色・粘りがある食品は廃棄、微妙なものは加熱調理後に判断が安全です。特に生鮮食品・乳製品は食中毒リスクがあるため、無理せず処分してください。夏場は保冷時間が短くなる傾向があります。
Q. 停電中にろうそくを使ってはいけない理由は何ですか?
東京消防庁の統計では、停電時の火災原因のトップがろうそくです。理由は(1)家具・カーテンへの引火リスク、(2)地震・余震での転倒による引火、(3)ペット・小児が触れる高さでの使用、(4)長時間の放置による溶け残り火。停電時は懐中電灯・LED ランタン・スマホライトなど電池式の光源を使ってください。特にペット・小児・高齢者のいる家庭は、事前に電池式ランタン+予備電池を用意しておくのが安全です。防災用品としても常備をおすすめします。
Q. 停電の後、ブレーカーを上げてもすぐ落ちます。何が原因ですか?
次の 3 パターンが考えられます。(1)過負荷:同時に多くの家電を使いすぎ、家電を分散すれば解消。(2)漏電:漏電ブレーカーが動作している状態で、どこかの家電・配線で漏電が続いている。(3)機器故障:分電盤の主幹・漏電・分岐のいずれかが停電の衝撃で内部損傷し、正常動作しない状態。(1)は家電の使用を減らせば解消しますが、(2)(3)は業者点検が必須です。上げても数秒〜数分で落ちる状態を繰り返すと、内部接点の損傷が進行するため、2〜3 回試して復旧しない場合は無理に操作せず業者連絡してください。
Q. 落雷で停電しました。復旧後に注意することはありますか?
「雷サージ」による家電・分電盤の内部損傷の可能性があります。落雷は近くに落ちなくても、電線を伝って高電圧が家庭内に流れ込むことがあり、パソコン・テレビ・冷蔵庫・エアコン・給湯器などの精密機器が損傷するケースがあります。復旧後は(1)分電盤に焦げ跡・変色がないか目視、(2)家電を 1 つずつ ON にして異音・異臭を確認、(3)一部家電のみ動かない場合は家電本体の雷サージ被害、(4)複数家電に異常があれば分電盤側の損傷の可能性。分電盤に焦げ・変色があれば絶対に触らず業者連絡してください。予防策として雷サージ対応の分電盤 or 雷サージ電源タップの導入があります。
Q. 見積もりだけでも来てもらえますか?
松戸市内・周辺エリアであれば現地確認・写真診断のうえで見積り無料でご案内しています。停電後の原因特定は分電盤の目視+絶縁抵抗測定が必須のため、電話や写真だけでは正式費用が出せないケースが多いですが、分電盤全景+停電時のブレーカー配置状況+築年数を先に LINE でお送りいただけると、訪問前におおまかな費用感と点検内容の目安をお伝えできます。無理な工事契約はしませんので、症状の切り分けだけでもご相談ください。
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